上院は、東大寺の寺域のなかでも最も早くから堂宇が建てられたエリアです。
東大寺建立以前の修験的な要素を残しながら、金光明寺(国分寺)としての国家祈願を行う場となり、
その後に東大寺の一施設となりました。
この 上院エリアには、東大寺の前身である金鍾山寺の伽藍のひとつであった法華堂(三月堂)、
春を呼ぶ法会として広く知られる修二会(お水取り)が行われる二月堂や、開山堂、四月堂があります。
法華堂は、東大寺の中で最も古い建築物です。
今回はこの上院について東大寺・筒井寛昭長老にご説明を頂き、天平文化の息吹を感じて頂きます。
【開催日】
令和5年2月4日(土) 11:00~ 東大寺長老・筒井寛昭師 講話
「東大寺上院って、どんなところ?」
12:15~ 昼 食
「ごぼ」(修二会に参籠される練行衆の茶粥の夜食)を昼食。
解説:元童子・野村輝男氏
13:00~ 二月堂・礼堂での特別参拝、四月堂参拝
★筒井長老の講話に関して、近鉄ケーブルネットワーク(KCN)が収録し、番組で放映されました。
その日の様子は、下記 You Tubeをご覧ください。
奈良地域デザイン研究所 市民フォーラム 2022 “ 東大寺上院って、どんなところ? ” – YouTube
【会 場】東大寺二月堂 参籠所
【主 催】一般社団法人 奈良地域デザイン研究所 理事長 村内俊雄
一般社団法人 なら文化交流機構
【司 会】岩本ゆう子
【撮 影】長野秀昭